2013年01月02日
「湖畔のロマンス」〜誰も撮らなかった小川原湖
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【私と小川原湖】
2011年3月11日。あの大震災を目のまえにして、それまで見ていた地球上の山や川、海などの風景は決して永遠ではないということを思い知らされた。その時「自分に出来ることは何か」と自問自答し、今の風景を写真の記録として残せないだろうかと考えるようになった。
足元に目をやると小川原湖という青森県で一番大きな湖が広がる。
写真のテーマとしてはほとんど知られていない湖ではあるが、きっと自分でも気が付かない何かがあるはずだ。
そこで私は敢えて自分に試練を課してみることにした。「この湖に一年間、もうこれ以上撮れない!という極限まで挑戦したら、いったいどんな写真が撮れるのだろうか」と。
2011年10月。私はそんな想いでまだ真っ暗な湖畔に一人じっと立ち、はじめての夜明けと向き合っていた。そして何度もなんども通っていくうちに、この湖だけが持つその魅力にすっかりとりつかれることとなった。
「知らなかった、小川原湖にこんな光景があるとは。」
それは宇宙を感じさせるシーンとの出会いでもあった。遠い地平線の彼方から、夜が明けていく様に地球の鼓動を感じ、そして宇宙の中にいるとさえ感じさせてくれる夜明けだった。
時が流れ、ふと気がつけば「一年間の限定」という自分に課した時間を超えて、私は今日も夜明けの湖畔に立っていた。
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posted by 中野保壽 at 00:00| Comment(0)
| ■写真―小川原湖
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